実はペット(犬・猫)の飼育頭数は減少している

最近はペットブームでテレビや雑誌で犬や猫の特集が多く取り上げられています。ペットを飼っている人が増えていると思っていましたが、実は犬と猫の飼育件数は減少傾向にあります。

一般社団法人ペットフード協会が発表している 飼育頭数の推移では、2008年に最高で1310万頭までいた犬が徐々に減って2016年 は 987万頭となっています。 猫は 2016 年に 984万頭でありほぼ横ばい傾向にあります。

犬の飼育頭数推移

猫の飼育頭数推移

 

 

 

 

 

犬も人間も高齢化

次の図(犬の年齢)をみると、2012年には7歳以上の犬の割合が50.3%から2016年には56.8%に増加していることから、犬の飼育頭数が減少した理由は寿命が尽きて自然減少していったことが分かります。

また、飼い主の高齢化によって散歩や犬の世話をすることが体力的に難しくなり、犬を飼育できなくなったことが犬の飼育件数の減少の原因となっています。現在飼っている犬を最後のペットとし次の犬を飼うことがないためです。

犬の年齢の推移

 

ペットの長寿化により費用負担が増加

一般社団法人ペットフード協会によると、ペットの平均寿命は犬14.17歳、猫14.82歳となっています。昭和58年の調査では犬の寿命は7.5年であることであり、比較すると約2倍に寿命が延びています。

昔はペットのエサは人間の食事の残り物が多く、味が濃く栄養バランスも悪いものでした。しかし、現在はペットの栄養バランスを考慮したペットフードが普及しているため、栄養状態の良いペットが増えたことが平均寿命を上げる要因となっていると考えられています。

一方、ペットの寿命が延びた結果、動物の医療費が増えて来ています。人間と同様、ペットも高齢になると病気や怪我をしやすくなります。ペットは人間の健康保険が効かないので風邪などの治療費も高いですが、内視鏡やヘルニア手術などを行うと数十万円から数百万円、治療費がかかります。

ハムスターこそ高齢者のペットに最適

犬の飼育頭数が減少している背景として、犬が寿命を迎えるまで面倒を見切れない可能性があることがあります。60歳で飼い始めたら75歳まで、70歳で飼い始めると85歳まで犬の世話をしなければなりません。

その不安があって、かわいいペットを飼いたいけれど面倒を見切れない思いから仕方なく断念しているのではないでしょうか。

高齢者の方にこそハムスターを飼育してほしいです。

ハムスターの寿命は約2年であり、お世話も犬や猫と比べるとかなり負担が少ないので、高齢者にとって安心して飼うことができるペットです。

しかし、残念ながらペットといったら犬・猫が圧倒的でハムスターは5%未満であるのが現状です。高齢者に限れば1%未満の知名度だと思います。

ハムスターが高齢者にとって身近な存在になるような活動が求められていると思います。

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